創業にあたって設備投資が要る場合や自己資金が足りない場合は借入に頼らざるを得ません。しかし、何百万単位の借入をする際に、なんとなくこれくらいあれば、、、というような安易な気持ちで金額を決めてはいけません。
借りた金額は、将来返していかなければならない金額ですから、借入額が多くなればその分将来の資金繰りはきつくなります。将来の経営を圧迫してしまわないためにも、創業するために必要な資金はどのくらいで、自己資金で賄いきれない金額がどのくらいなのかを細かく試算する必要があります。
設備投資に必要な金額は、必要な設備について見積書をいくつか取ってみて具体的に検討します。また、開業して売上金が入金されるまでに、先に出ていく経費がどのくらいあるのかも使途を具体的にイメージしながら挙げていきます。
このようにして開業するまでの準備費用と開業した後の毎月の経費を現実的な数字でリストアップして初めて必要な借入資金が見えてきます。売上が計画通りに上がらない場合もありますので、1~6ヶ月程の運転資金も見込んで準備資金を見積もる必要があります。
運転資金として借り入れできるのは、業種や借入総額にもよりますが概ね2~3ヶ月分程度ですので、足りない部分は自己資金で補っていくことになります。
どんぶり勘定で経営を始めてしまうと、突然資金がショートしてしまったり、いつの間にか大きな借入を抱えてしまっていたりというケースが多くあります。
借入をして通帳に大きな金額が入ってくると、資金に余裕があるような気持ちになって節約の気持ちを忘れてしまう方もいらっしゃいますが、借入を返済し終わるまで、常にコスト管理をしっかりしなければなりません。
コスト意識が高い会社は財務状態が良いところがとても多いです。
返していかなければならないものという意識をしっかり持って、本当に必要な金額の借入額を申請しましょう。
融資を受ける金額、経営を始めてからのコスト管理などのお手伝いをぜひヒロセ経営にお任せください。