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2019.04.15

会社の数字に強くなろう！！

はじめに

　税理士の仕事を長くやっていて強く感じるのは、「事業を成功されている方に会社の数字に弱い方はおられない」ということです。法人でも個人事業でも会社は年に一度決算を迎えます。その時に作成される会社の状況を会計的に表す代表的な財務諸表が貸借対照表と損益計算書です。事業を成功されている方はこれらの計算書類上の数字の持っている意味合いをよく理解されています。これらの財務諸表は税務署提出用に税金計算のために作成されるだけではありません。会社の状況を最もよく表す指標であり会社の将来的な展望を描くための大切な道しるべとなるものです。事業を成功されている方で「私は数字に弱くって・・・」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、それは謙遜であったり、非常に高度な次元で理解できていない部分があることをおっしゃっていたり、経営には直接必要のない税金計算上の法律をよく分かっていないといったことをおっしゃっているに過ぎません。大企業は当然ですが、中小企業の社長さんも自分の会社で必要となる大切な会計的ポイントはしっかり押さえられています。会計的な分析指標にはさまざまな数値がありますがそれらすべてを最初から理解する必要なんてありません。

創業間もない方へ

　事業を創業されて間もない方はこれまで貸借対照表や損益計算書といったものを目にされる機会も少なかったので最初からこれらを理解されている方は非常に少ないと思います。しかし決算を重ねて会社の数字に携わったり、税理士との打ち合わせがあったり、色々な研修に参加されて理解を深めていかれます。業種によって大切な数値も変わりますが、共通して大切となる粗利益の額や率、営業利益率や経常利益率、自己資本比率といった基本的な数値から理解を進められていってはどうでしょうか？そのような分析から自社の粗利益をもっと上げるにはどうすればよいか、経常利益を高めるにはといった思考も広がっていきます。業界の平均値に対して自社がどのくらいの位置にあるかといった指標も大切です。数字は嘘をつきません。自社の状況を理解したり将来の計画を作るにあたって会計的な数字の理解は欠かせません。社長自身が必ず理解する必要があります。

まとめ

　経営には、社長自身が持つ強い精神力や人を先導する力や営業力等さまざまな要素が必要となりますが、会計的な知識やものの見方も必ず必要となります。繰り返しになりますが、事業を成功されている方に会社の数字に弱い方はおられません。創業間もない方は、急ぐ必要はありませんがしかしながら必ず数字に強い経営者を目指してください。それが強い会社を作る礎になるはずです。会計事務所との付き合いも必ずその一助となります。その際に弊社をご指名頂けると大変幸せです。

弊社は京都の烏丸御池で創業のサポートをさせて頂いております。
京都・大阪・滋賀・奈良等で創業をお考えの方はお気軽にご相談ください。

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