創業するにあたりどのくらいの資金が必要なのか、事業を遂行していくにあたり運転資金として今後1~2年の間にどのくらいの資金が必要なのかということをじっくり検討し、より正確に見積もることはとても重要なことです。
これは融資を受ける場合でも受けない場合でも、自転車操業にならずに、長く安定して事業を継続していくために必ずしていただきたいことの一つです。
必要な資金を見積る際には、創業時に必要な資金と、事業の運転資金として必要な資金に分けて検討していただきます。
創業時に必要な資金の例示 | 運転資金(固定費)の例示 |
☆ 店舗や事務所の購入資金や借りるための費用(保証金等) ☆ 店舗や事務所の改装費 ☆ 備品の購入費 ☆ 製造設備や管理設備、営業用に必要な設備として必要なものの購入もしくはリース資金など |
☆ 商品の仕入 ☆ 人件費 ☆ 広告費 ☆ 家賃や地代の支払い ☆ 光熱費 ☆ 出張旅費
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それぞれの事業計画に合わせて、上記のような項目を挙げていただき、それぞれにいくらくらいかかるのかを見積もっていただきます。
設備の候補がいくつかあるのであれば、資金調達の結果に合わせて変更できるようにいくつかパターンを考えておくことも大事です。
人件費は、給料だけでなく社会保険料負担も考慮しておく必要があり、その負担の大きさに驚かれる経営者の方も少なくありませんので見積もりには注意が必要です。
事業展開を考えながらリストアップしていただくのですが、うっかり漏れてしまう項目や見積もりが甘いケースも多々あります。
私どもにご相談いただければ、リストアップしていただいたものを見ながら打合せをさせていただき、より現実的な資金計画を作成できるよう適格なアドバイスをさせていただきます。