起業前に知っておけば避けることが出来る失敗があります。
失敗してしまうポイントを理解しておくことで、事前に対策することができ、成功に近づくことができます。
起業をすれば必ず成功するわけではなく失敗することもあります。
起業して失敗する人にはいくつかの決まった理由が存在します。 そこで今回は起業でよくある失敗パターンをお伝えします。
起業を成功に繋げるためにも、起業をお考えの方は参考にして頂ければと思います。
起業時には創業計画書や事業計画書をきちんと作成しなければ経営に失敗するリスクが高まります。
事業計画書といえば融資や補助金を受けるために必要な書類とイメージする方もいらっしゃいますが、事業計画を立てることは起業するうえでも多くのメリットがあります。
その一つは頭の中で描いている事業のイメージを具体的な数字や文章に落とし込むことで、事業を客観的に捉え、目標など重要事項が明確になります。
また、事業計画書は事業が計画通りに進んでいるのかを確認をする役割を果たします。
起業後は不測の事態が頻発したり、予想通りにいかないことがほとんどです。
事業計画書を作成していれば、計画書での予想値と実績とを比較でき、現状や問題点を分析しやすくなります。
都度、事業計画書を見直ししていくことは問題点への対策を考えるヒントになる場合もあり、事業計画書は経営していく上で重要な役割を果たします。
起業するためには、新しい事務所や店舗の賃貸、外観や内装工事、事業に必要な機械や設備などを準備するには多くの資金が必要です。
また、会社のHPを作ったり、広告宣伝、従業員を採用したりと資金がかかるポイントはたくさんあります。
ただでさえ多くの資金が必要なのに、不必要な部分にまでお金を使っていては資金繰りが上手くいきません。
必要な投資か過剰な投資かの判断は非常に難しいところではありますが、起業準備の段階でどれだけの資金を投じるかの判断が重要で、判断を誤ると起業後の運転資金や予備資金として残せる資金が無くなってしまいます。
例えばお店の内装や設備を必要以上に凝ったものにしたり、HPの作成や保守に過剰なお金を使ってしまったり、というケースがよくあります。
事業をしていくうえで必ず必要となるのが運転資金です。
運転資金が無くなれば会社は倒産します。倒産に至る原因のほとんどは資金ショートです。
例えば会社が黒字であったとしても、過剰な設備投資に伴って借入などをすると運転資金がショートし黒字倒産することは珍しい話ではありません。
起業してしばらくの間は収入よりも支出の多い時期が続き、手許資金が減っていきます。
預貯金と手許現金であとどのくらいの期間の運転資金が残っているのかは常に見ておく必要があります。
運転資金が残っている間に収入を増やす策を考えたり、資金調達をする方法を検討しなければなりません。
手遅れにならないために、起業当初から資金残高を注視しておかなければなりませんが、やはり起業前に念入りに事業計画を練っておくことが重要になってくるのです。
資金力に乏しい起業初期の段階では、いかに余計な資金をかけず経営するかが重要になります。
会社にとって少しも無駄に出来ない起業資金をいかに温存するかが、今後の経営を左右します。
本当に必要な支出か見極めができるように事業計画を立てるようにしましょう。
マーケティングの重要性を軽視してしまい事業を失敗してしまうこともあります。
マーケティングができていなければ、顧客が何を求めているのかを見誤ってしまい、営業や広告の仕方を間違えるだけでなく、過剰なサービスも提供しかねません。
どんなに自分が良い商品だと思っていても、その商品を欲しいという人がいないのであれば意味がありません。
起業しようと考えている事業内容が顧客ニーズや時代の流れに合っているかどうかの見極めが重要です。
顧客や市場のニーズは日々変化し続けます。
今回のコラムで紹介した失敗例以外にも様々な失敗例はありますが、起業に失敗するほとんどのケースは、事業計画や事前のマーケティングや営業計画を含めた計画性の甘さが原因です。前もって知っておけば避けられることもあります。起業をお考えの方は失敗例も参考にしながら計画を立ててみてはいかがでしょうか。
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