日本政策金融公庫の融資を受ける際の審査で調べられることとは?
指摘される前に心当たりがないか確認しておきましょう!
日本政策金融公庫で融資を受ける際に、必ず審査されるポイントがあります。
本当に貸しても大丈夫な相手かどうか、きちんと返済してくれる人かどうかということは、お金を貸す側にとって最も重要なことです。
今回は、日本政策金融公庫がどのようなことをチェックしているのかご紹介します。 融資を受ける際の面談で指摘されて、あたふたすることのないように、事前に自分自身のことをチェックしておきましょう。
クレジットカードを複数枚持っておられる方や、若いときからクレジットカードを利用されている方というのは大勢いらっしゃると思います。
それでは、今までにクレジットカードの利用料の引落が出来なかったという経験はありませんか?うっかり通帳の残高をチェックしていなくて滞納通知が届いたというケースも耳にします。
過去にクレジットカードの滞納状況がなかったかどうか、滞納通知が届いた後しっかり支払ったかどうか思い返してみてください。 もし心当たりがある方は、融資の審査を受ける前に、いつ頃のことか、その後どのように対応したかを説明できるようにしておきましょう。
税金というといろんな種類の税金がありますが、身近なところで所得税や住民税、固定資産税などがありますし、事業をされている方であれば事業税や法人税、消費税などもあります。
こういった税金を納めていないという場合や滞納しているといったこともマイナスポイントになってしまいます。 個人事業から法人成りされて創業融資を受けられる場合であれば、個人事業をされていた時の税金の納付状況などは重要な審査項目です。
現時点で未納がないかだけでなく、過去に滞納がなかったかどうかも見られます。 税金のような公的な支払いを納付期日までにきちんと納税できている人かどうかというのは、借入を期日までに返済できる人かどうかの判断に影響するのです。
融資を申請する前に未納があるのであれば、出来る限り申請前に納付してしまいましょう。 申請前の納税が難しいようであれば、滞納している税金について、今後どのように計画的に支払っていくつもりなのかを説明できる準備をしておきましょう。
きちんと返済してくれる人かどうかの判断材料として、電気代、ガス代、水道代などの公共料金や家を借りている場合の家賃の支払状況がどうかということも挙げられます。
毎月支払が発生するものについて、遅れずに支払いが出来ている人かどうかを見ることにより、借入を返済できる人かどうか見極めるのに参考にするというわけです。
融資を受ける前の少なくとも半年くらいの間の状況を思い返してみて、支払えていないものがあれば融資を受ける前に支払いを済ませてしまいましょう。
今や誰もが持っている携帯電話の料金は、公共料金の支払いと同様にチェックされる項目の一つになっています。
購入時に割賦払いの契約をして、毎月の利用料金とともに割賦代金を支払うプランが多くありますが、その支払の遅延状況などもチェックされています。
携帯の割賦購入代金の支払状況については信用情報にも記載されており、融資を受けるための面談の際に、携帯の割賦購入代金の未払がいくらありますねということを日本政策金融公庫の融資担当者から指摘されたりするのです。
携帯の利用料金だけでなく、本体の割賦代金も含めて支払いが滞っていないか、期日通りに支払が出来ているか事前に確認しておきましょう。
融資の審査の際には、給料などの収入の入金がある通帳や、カードの支払いや公共料金、生活費関係の支払に利用する通帳を確認されます。
その入出金の状況を見て、入出金管理が出来る人かどうか、資金繰りを管理していける人かどうかをチェックします。
入金と出金のバランスや残高など、通帳の動きを見るとその方の金銭感覚がわかります。
通帳は残高を確認するくらいしか見てないとか、通帳記入すらしていないという方もいらっしゃると思いますが、通帳を融資を受ける際の面談で見せる前に、自分でも動きを見てみて自分自身のお金の管理状況を自覚しましょう。
融資を受ける際に、カードローンが残っている方や消費者金融から借りているという方もいらっしゃいます。
ローンの存在は、こちらが申告しなくても事前に日本政策金融公庫の方で調べています。 ローンの残高や返済状況なども当然チェックされています。期日通りに返済されているかが重視されます。
ローンがあれば面談で確認されますので、現状の把握はもちろんのこと、今後の返済予定などをしっかり説明できるようにしておきましょう。
日本政策金融公庫は、融資を審査する際に上記のようなことをチェックしています。
指摘されて初めて思い出すというケースや存在を思い出せないなどということではかなりマイナスイメージとなってしまうため、事前に自覚したうえで今後の支払予定などを説明できるようにしておくことが重要です。
滞納状況などにもよりますが、ひとつでもひっかかったら直ちに融資が受けられなくなるというわけではありませんので、当てはまる項目があれば、それに対する誠実な態度を見せられるように準備して面談に臨みましょう。
以前のコラムで紹介させていただいていますが、ご自身でCIC情報を取っていただくのも有効ですし、不安な点があるかたは、事前に専門家に相談するのもひとつです。
京都 創業融資・創業支援フルサポートでは、日々多くの融資に関するご相談をいただく上で、公庫面談のご相談はもちろん、ご相談者様の開業成功に向けて適切なアドバイス・融資実行サポートを実施させていただきます。
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